2016年09月27日

新刊書情報

先ほど、Amazonで偶然見つけた2冊の書籍を紹介したいと思います。

 『写真家ナダール・空から地下まで十九世紀パリを活写した鬼才』(中央公論新社)2808円

ジュール・ヴェルヌ『名を捨てた家族(仮):1837−38 ケベックの反乱』(彩流社)3024円
2016年10月13日発売・予約受付中
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 ヴェルヌの未訳小説が刊行!!ヴェルヌの続刊あるのかなという熱い思いが沸き起こっています。
 さっそく予約しました。
posted by Cyrus Harding42 at 23:11| Comment(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月10日

角川文庫『海底二万里』感想

角川文庫『海底二万里』上下(渋谷豊 訳)
 
 遅ればせながら、角川文庫『海底二万里』上下を最近購入いたしました。映画の情報もこの解説が発端だったのですね。これで『海底二万里』は東京創元社や、集英社文庫、岩波文庫、新潮文庫、ハヤカワSFシリーズ(村上啓夫・抄訳)福音館書店(箱入り&文庫)偕成社文庫(大友徳明訳)Naval Institude Press(ウォルター・ジェイムズ英訳)こんどの角川文庫新訳も入れて10巻になってしまいました。
 
 『海底二万里』の翻訳本が増えると、つい比較するのは豊かな文章表現です。ティントレラはツノザメの種類と分かってから、さまざまなサメの名称に「どれがヴェルヌの指摘するサメなんだろう?」とロマンを馳せています。角川文庫ではタントレア。思わず「何これ?」サメの具体的な名称に困ったのでしょうね。

 もうひとつ「大ダコ」の章で比較してしまうのは、コンセイユとネッドの面白い掛け合い。(ウォルター・ジェイムズ英訳)では「oh,great! Ned burst into laughter."Mr conseil has put me in my place"」(P346)(電子辞書の英和辞典で put 〜 in 〜's place"は(高慢をくじく。身の程を思い知らされる)とありますから、それぞれの訳者の表現術に感服してしまいます。
「こいつは愉快だ。〜略〜コンセイユ先生に煙に巻かれてしまった!」なかでも荒川浩充の訳がユーモアがあって気に入っています。50代の読者になると、いまは使われない古い表現に愛着を感じますね。

 それから、今回の角川文庫の新訳は予想外の面白さがありました。文語体ではなく、口語体の(ですます体)ですね。ですます体ともなると、当然文語体の熟語とそりが合わない。こなれた日本語が必要になりますから。その点で、こうも表現が変わるのかと豊かな日本語の刺激を受けています。
 翻訳うんぬんについて生意気書いてしまって申し訳ありません。つい熱くなりまして…。続けての投稿すみませんでした。
posted by Cyrus Harding42 at 19:34| Comment(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

ちょっと気になったこと

このところ「海底二万里」(角川文庫)の新刊が妙に気になっています。何に触発されたのかと。来年公開とされている映画「海底二万里」だとしたら、この映画も何に触発されたのかと。

ヴェルヌの生没年から計算してみます。生まれた年から計算すれば、いま188年。没年1905年から計算すれば111年。これから考えれば、近いうちにやってくる生誕190年に備えてのことだろうかと妄想しています。
国内の刊行物だけで考えれば、『ジュール・ヴェルヌの世紀』や復刻された『ジャンガダ』『黒いダイヤモンド』『緑の光線』等の影響だろうとも考えられますし。

もう一つの疑問。ディズニーはヴェルヌ映画権を独占していたことでも知られていました。来年公開の映画「海底二万里」は20世紀FOX製作だとか。アーウィン・アレン監督「気球船探検」1962年も20世紀FOXだから、(このDVD持っています。)ディズニーはよく権利を手放したな〜と思っています。

ディズニーが手掛けたヴェルヌ映画はなんかお子様向け。「海底二万マイル」「地底探検」「センター・オブ・ジ・アース」「80デイズ」等。
最近DVDを確認して分かったけど、映画「80日間世界一周」はずっとディズニーの最高傑作だと思っていたら、ワーナー映画だったんですね。20世紀FOXの映画といえば、「スターウォーズ」や「アルマゲドン」等観客動員を見込んだ超大作映画を期待させるから、来年公開「海底二万里」も楽しみになってきました。
posted by Cyrus Harding42 at 18:27| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする