2017年09月11日

身辺雑記

「蒸気で動く家」のレビューは10月頃になりそうです。
毎年9月末ともなると、楽しみにしている会誌(自由投稿)の締め切りが迫ってきていますから。文案を練っている最中といったところでしょうか。
 先ほど、石橋さんにコメント投稿が出来なかった旨をお伝えしましたが、どうやら私の入力ミスが原因だったようでした。
posted by Cyrus Harding42 at 23:57| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

『レのシャープ君とミのフラットさん』読後の感想

『レのシャープ君とミのフラットさん』(大学書林)
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 妙なタイトルに惹かれて読んだ後、いままでのヴェルヌ作品と趣きを異にした印象を受けました。
 なんだか詩情溢れるコント…、音楽用語に疎い私には、物語に入り辛いけれども…、こんな作品も残していたんだな、と感じ入っていました。それが一味違った感じを出していて、もっとファンタジー物を読みたいと思いました。
 音楽がらみで言えば『動く人工島』もそうでしたね。音楽演奏者の冒険物語。これで思い出したことですけれど、『動く人工島』と『少年船長の冒険』は抄訳ですよね。いつか完訳版を読んでみたいものがあります。
 
 ちょっと無理かなと思いますが、『海底二万里』愛蔵版も楽しみたいものがあります。
 幻の木版画「ボーリング作業」の追加と、インド洋での初期設定稿「ノーチラス甲板での乗務員の事故」の追加。W・J・ミラーの注釈付。すべてカラー木版画。
 これって、心の中でロマンを温めるだけにしておいた方がよさそうですね。
posted by Cyrus Harding42 at 00:01| Comment(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

ガンクラブ三部作

『地球から月へ・月を回って・上も下もなく』 (インスクリプト)
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 ちくま文庫『詳注版 月世界旅行』(W・J・ミラー注)
 東京創元社『月世界へ行く』
 ジャストシステム『地軸変更計画』
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 上記に挙げたこの三作品。
 冒険色が強い『海底二万里』や『地底旅行』『八十日間世界一周』等と比較すると、再読する回数が少ない。この三部作が分厚い単行本で生まれ変わり、新訳で久しぶりに読む醍醐味が溜まりませんでした。まさに、コアなヴェルヌファンのための愛蔵本って感じが良いです。

 ちくま文庫は注釈付なのでヴェルヌの隠れた人物史が面白い。前回、東京創元社『月世界へ行く』を読んだのは、10年近く前だったかな。まだヴェルヌ研究会が開設される前だった。
この新訳『ガンクラブ三部作』を読んで、好奇心をそそられたのは、シラノ・ド・ベルジュラック『日月両世界旅行記』(岩波文庫の邦題)やポオ『ハンス・プファール…』の引用でしょうか。この二作品、会誌六月号と七月号。私のエッセイで取り上げていた思い出がありますから。
 ヴェルヌの時代に、おうし座のかに星雲が発見されていたなんて意外と天文学が進んでいたんですね。(P188) 
 近著で楽しみなのは、『エクトール・セルバダック』五月配本でしょうか。最初、いったいなんだろうと思っていたら内容紹介で映画「彗星に乗って」の原作なんですね。こちらのタイトルが記憶に刷り込まれていますので。八十年代だったか、レンタルビデオで「彗星に乗って」を観賞したことがありました。

 映画では戦争批判の風刺が効いていて、宇宙を漂流している間イギリスとフランス軍が和解。地球に戻ってきたら互いの政府命令に従わざるを得ないのでまた戦争を始める。ちくま文庫『詳注版 月世界旅行』(W・J・ミラー注)この注釈ではイギリス軍だけ彗星に取り残されるそうですね。

『地球から月へ・月を回って』この二作。いまでいえばハードSFの元祖なんだな、と感じ入っています。
ヴェルヌが月世界という宇宙に目を向けたのは、『日月両世界旅行記』と『ハンス・プファール…』の影響でしょうか?
さらにもうひとつ、気になるシーンがあります。
『月を回って』と『オクス博士の幻想』に共通するシーン。純粋な酸素の放出だけで、人は感情が高ぶるのでしょうか?これ、ヴェルヌ作品にはまった八十年代からずっと気になっていました。
posted by Cyrus Harding42 at 18:12| Comment(2) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする